〈スールのスクール〉プログラムディレクションを担当しました。
Direction:soeur
衣食住や生活にひかりをあてたレッスン〈スールのスクールー Light up our hands. 私たちの手先にひかりを灯す〉を2020年12月から2021年5月まで全6回に渡り実施しました。実はこのデザインスクールのような集団、私が兼ねてより松本市で実現させたかった試みでした。絵本『ちいさいおうち』の作者でデザイナー、ダンサーでもあるバージニア・リー・バートンはフォリーコーブというアメリカの小さな田舎町に婦人デザイナーズ集団を築きました。そう、この清らかで逞しいそして美しい集団を松本でも実現させてみたい。この想いを松本でも描くことができ、スールの事業としてスタートをきることができました。参加者は全国より11名が集い、毎回現地、オンラインを繋ぎ行いました。主婦や家庭がある方、お子さんがいながらもものづくりをしたい方、自分一人では踏み出せない方、全ての時間が与えられていない私たち(スールもです。)は、少しずつのクリエイションを持ち合い、組み合わせることによって、想像の何倍もの未来を歩めるのだろうと考えます。お稽古やレッスンの意味でなく、切り拓く場として〈スクール〉と名付けています。参加者の皆さまとスールの関係性は、もちろん、先生/生徒の関係性ではなく、メンバー/姉妹/村人に近い関係性でいます。後々はこのメンバーで、オープンでパブリカルなデザインワークを手がけてみたりしたいと妄想が膨らみます。夢で描くような事を実現する取り組み、スールはスクールをそんなふうに思っています。
第1回 スールのスクールー Light up our hands. 私たちの手先にひかりを灯す